五十嵐仁さんが阿賀野九条の会で講演

●当会の発足7周年記念集会で講演していただいた頚城出身の五十嵐仁・法政大学教授が、7月29日に阿賀野九条の会で講演したそうです。あちらも「結成7周年記念集会」とのこと。当会講演でも好評だった仁さん、ひっぱりだこのようですね。

 

●当会に来ていただいたのは5月でした。その後、維新の会が「九条の是非を問う国民投票を行う」ことを「維新八策」に加えました。国民新党は「自主憲法の制定」「集団的自衛権容認」を明記した新綱領を発表しました。平和を望む国民の声は圧倒的ですし、世論調査でも改憲を論議するときではないという声が多い。それに反するこれら政党の改憲攻勢は、なぜ? 顔がどこに向いているの? と問わざるを得ません。護憲をかかげる政党が共産党と社民党だけとは。 民意と国会勢力がかけ離れています。

 

●仁さんは講演で、東日本大震災や原発事故によって、日本には違憲状態が現出している。衆院定数問題も違憲状態である。なにより、小選挙区制が日本の政治の劣化を生んでいると指摘し、民意をできるかぎり反映しうる比例代表制への抜本改革が必要と強調したとのこと。

 

●たしかに、脱原発の民意と国会勢力との間には、大きな乖離があることを大勢の人が実感できる昨今。総選挙が年内に行われそうな情勢ですから、選挙制度改革のスローガンは地味ではあるが声を大にして訴えるときですし、受け止める人も多いのではと思います。

 

●さて、上の写真は、阿賀野九条の会が2010年に立てた広告塔です。設置場所は、国道49号線沿い「サムズウイロク」の向かいとのこと。九条を邪魔者扱いする人たちを台頭させるわけにはいきません。戦争はいやだ、許さないの大きな民意を、当会も表明し続けたいと思います。広告塔も立てたいですね。