某知事や某市長に聞いてほしいイ・ヨンスハルモニの証言

イ・ヨンスハルモニの証言
同志社大学にてイ・ヨンスハルモニが証言

某市長や某知事にはぜひとも聞いてほしい。2005年4月21日、韓国のイ・ヨンスさんが同志社大で200人の学生を前に、日本軍慰安婦の体験を語った。そのときの証言である。内容がこちらにアップされている。

 

イ・ヨンスさんは16歳のときに日本軍に連行された。まだ子供だったヨンスさんを、同じ境遇の年上の女性たちが事あるごとに助けてくれたり、ある日本の特攻隊員が励ましつづけてくれたという。ヨンスさんは生きて終戦後に家に帰ることができた。その体験が具体的に語られている。

 

このような証言を見聞してもなお「証拠を出せ」と言えるものだろうか。ヨンスさんは竹島や北朝鮮の拉致問題にも触れているが、侵略された側に立ったときにこの問題がどう見えるかを思い知らされた感じだ。竹島について日本の領有が歴史的に正当であっても、北朝鮮の拉致が言語道断の犯罪であるのは確かでも、その前にやるべきことがあると言う相手の心情を理解しなければ、交渉はすすまないだろう。努力はやはり日本の側に求められるのだろうと思った。