妙高の米軍コンサートは700人参加で盛り上がったようです

9日に書いた“米軍横田基地音楽隊パシフィック・トレンズ”のコンサートは、妙高市文化ホールを7割方埋めて盛り上がったようです。その様子が、こちらのブログに写真つきで報告されています。  

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この「米軍所属のプロミュージシャン」は「親善大使」という立場で軍隊に所属しており、今回のコンサートも「日米親善コンサート ライブin妙高」という名の催しものだったようです。

 

さて、アメリカのCBSニュースやイギリスのBBCが報道したところによると、米兵の自殺者がことし急増し、6月3日には154人に達したといいます。昨年同時期より24人も多く、今年同時期の戦死者より多いとのこと。換算すると1日約1人のペースで自殺していることになります。

原因はアフガン戦争とイラク戦争のストレスやPTSD(心的外傷後ストレス障害)、薬物の乱用、個人的経済問題などと見られています。

 

3年前でしたか、当会の例会でお呼びする予定だった元米軍兵士のアレン・ネルソンさん(故人)が証言しています人を殺す訓練そのものの非人間性や、戦場で死の恐怖にさらされる体験、人を殺す体験が、いかに兵士の心を壊し、帰還後の家族との平穏な生活を不可能にさせ、薬物中毒などによる心身破壊に追いやるか……。 (会報2009年20号で紹介)

彼が「軍隊の親善大使」という言葉を聞いたら、いったいどんな顔をするだろうか、と想像します。言葉はいかようにも並べられますが、決してつながらない並び方もあるのではないでしょうか。通常つながらない言葉を並べるとき、それは文芸と評されるか、あるいは、ジョークかブラックユーモアとなる場合です。聴きに行かれた人たちに罪はなくても、考えてほしいことがらです。