きのう夕方、散歩がてらに金谷山まで行ったときのことです。ロッジレルヒの隣にあるトイレがこうこうと灯っていて、窓という窓が開けっ放しになっていました。まだ虫の集まる季節ではありませんが、あらまあと思って窓の中を見つつ通り過ぎようとしたとき、トイレの中にツバメの巣らしきものがスッと見えたのです。まさかと思いつつ窓に近づいてよく見ると、確かにツバメの巣でした。下に糞よけの板が副えられていました。女性用トイレの入り口のところ、頭のほんの少し上ほどの高さに営巣していました。番と思われる二羽のツバメが、一羽は巣の中で、もう一羽は板の先っぽで、ジッと動かずに入り口の方を見つめていました。なんだかトイレに入るのが怖いくらいです。ツバメとしてはここが安全だろうと考えたのでしょうね。ヒナの姿は見えませんでした。日が暮れようとしているのにこんなに明るくっては睡眠不足になってしまわないかな。
金谷山の近くにミサゴ(ひさごって書いていましたので訂正)が営巣しているというコメントをいただきまして、少し興奮しています。オスプレイの関連でミサゴという鳥の姿形を知りましたが、ほんとに惚れ惚れするほどかっこいいんですよね。まさか、近くで飛翔しているとは。一度でいいから実物を見てみたいものです。
米軍機の低空飛行については、騒音被害だけでなく、その轟音で建物が壊れたとか、野鳥の営巣に悪影響を及ぼすとかで、これまで自治体や環境保護団体などが抗議をしてきました。
●広島県の廿日市市では、「米軍機の低空飛行を目撃し、生活に影響を与えるような騒音被害を受けたときには情報をお寄せください」として、市が低空飛行目撃情報を収集し、低空飛行の中止要請を行っています。→http://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/kankyo_seikatsu/kankyo/beigunki.html
●青森県の白神山地を守る会では、営巣期の低空飛行禁止を三沢米軍基地に要望しています。→http://preserve.shirakami.gr.jp/fukugen.html
●1999年には日本野鳥の会が、米軍機の尾根スレスレの低空飛行以来、イヌワシの飛来が観察できなくなったとして、外務省、環境庁、文化庁、防衛庁(いずれも当時の名称)に低空飛行を行わないよう米軍に申し入れよという要請をしています。これは結構ニュースにもなったので、記憶されている方も多いでしょう。→http://www.wbsj.org/nature/hogo/others/shirakami/yachoo01.pdf
沖縄ではこの轟音が日常であることを考えれば、基地は出て行けという叫びは生きる物すべてを代表しての声でありましょう。
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山人 (月曜日, 18 6月 2012 19:58)
ヒサゴでなくてミサゴです。ミス プレイ?です。
金谷山のトイレのツバメ、子育てはどうなったのでしょうか?
鳥のトイレの話。 猛禽類の巣は割と平たいそうです。 ミサゴの赤ちゃんは、平たい巣の縁でお尻を外に向けて、水鉄砲の様に排せつします。その瞬間を私は春日山から双眼鏡で見ちゃったのです。 ところがツバメの場合は全く違います。 オブラートでラッピングしたような糞をするそうで、親鳥がそれをくわえて処分するのだそうです。私らがつかんで捨てることもできる、ポーニョ・ポニョしているそうです。 私はつかんだことありません。 平和な鳥の世界のに人間は学ぶべし。
九条の会担当 (月曜日, 18 6月 2012 23:29)
あ、ほんとだ、ヒサゴって2回も書いている。言い間違えは無意識の願望といいますから、私の意識下では「オチャケ」&「うまいもん」がうずうずしていたのかも。ご指摘ありがとうございました。