●今年3月8日にドイツ国営テレビ放送ZDFが「フクシマの嘘」というドキュメンタリー番組を放送しました。皆さんはご存知でしたか? 私はいまごろ知りましたが、ネットではずいぶん話題になっていたようですね。
原発事故以前にどれだけの嘘が積み重ねられて今回の破綻に至ったのかを、保守点検の技術士、菅首相、佐藤元福島県知事、東電の原発立地本部長代理、広報担当などのインタビューによって証言を得て、明らかにしています。日本では放送禁止(?)にされるのではないかという内容です。上の表題をクリックすると動画が見られます。30分です。ぜひご覧下さい。
文章で読みたい方にはこちらが分かりやすくてお薦めです。→ http://k9mp.justhpbs.jp/k9mptuusinNO21.pdf
続きがhttp://k9mp.justhpbs.jp/k9mptuusinN022.pdf
●「チャイナシンドローム」というアメリカ映画がありますが、まさにそれを地でいっている状況だったのです。こんな放送を見られたくなくって、違法ダウンロード処罰法ができたのでは?と思ってしまいます。(6月20日に違法ダウンロードに対する刑事罰導入をもりこんだ著作権法改正案が成立)
●NHKが3月12日の朝、BS1の「世界の扉」という番組で、このドキュメンタリーを制作したヨハネス・ハーノ記者にインタビューをしていました。このサイトに詳しく書かれています。→http://www.freeml.com/bl/8694840/100100/
「今回のインタビューはNHK内部の危機感を表現したものではないのかと思えます」とこのブログ主さんは書いています。
●大飯原発再稼動によって脱原発の気運が元の木阿弥になってしまったら……たまり続ける放射性物質の処分もままならず、どんな事故でいつ放射能が日本中、世界中を汚染するかしれない……。生存可能な国土があってこその平和と、つくづく感じたドキュメンタリーでした。
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